妙香の感想ダイアリー

好きな映像作品や音楽の紹介をします。

【麒麟がくる】第29話感想。摂津晴門の計略『このドラマ合戦重視じゃありません』

f:id:sakura_9_go:20201004020749p:plain

 

麒麟がくる】第29話では、

信長が新将軍・義昭のために普請した二条城が完成し、

義昭が喜ぶ様子が描かれました。

 

www.nhk.or.jp

 

しかし幕府では政治が腐敗しており、

光秀はそれを刷新するために動き出すのですが、

摂津晴門の罠にかかってしまったのです。

 

video.unext.jp

 

 

 

【あらすじ】摂津は強欲な悪役人

 

足利義昭滝藤賢一)の新たな御座所となる二条城の築城が、

大急ぎで進められていました。

 

信長(染谷将太)はみずから陣頭指揮を執ったのですが、

織田家の威信を都に知らしめるという意図があったのです。

 

建設中の広間には各地の屋敷や寺から送られた、

屏風や襖などの調度品が並べられていました。

 

その贈り物をひとつひとつ検分しながら、

細川藤孝眞島秀和)はため息をついていました。

 

幕府に出仕する武士たちの間では、

「信長は将軍の名をいいことに、都から金目のものをかすめとっている」という、

あらぬ噂が流れていたからです。

 

光秀(長谷川博己)は、

「言いたい者には言わせておけばいい」と答えます。

 

しかし、寺社が独自で行っている金貸しから、

利益を得ている役人がいる現状に憤りを覚えるのでした。

 

そんなある日のこと。

 

お寺の調度品を持ち出されたという僧正(緒方賢一)が幕府を訪れ、

義昭に返還を許可してほしいと懇願していました。

 

光秀は政所頭人摂津晴門片岡鶴太郎)の対応に注目していました。

 

すると義昭が席を外した瞬間、

摂津は僧正からの献上金を懐に入れてしまったのです。

 

光秀が二条城の建築現場で大工たちと話していると、

見知らぬ少年が文を渡しにきました。

 

その文は伊呂波太夫尾野真千子)からでした。

 

書かれていた地図を頼りに小さな神社に行くと、

太夫本人が待っていました。

 

太夫は光秀に「ある人物と会ってほしい」といいます。

 

その人物とは、

朝廷内での政争に敗れて失脚した近衛前久本郷奏多)なのでした。

 

登場人物はこちら

 

www.nhk.or.jp

 

【感想】私も駒さんはいらないと思います!

 

ネットの感想掲示板で「ひどい内容だ」という意見が多数だったので、

かなり覚悟して見逃しを視聴したんですが、思ったほどではありませんでした。

 

領地横領の濡れ衣を着せられた光秀が怒ったのは良かったですし、

片岡鶴太郎さん演じる摂津の悪役人も決まっていました。

 

では、何が良くなかったのでしょうか・・・

 

駒さんはメアリースー確定

 

それは多くのみなさんが仰るように、

駒さんがあり得ないほどの大活躍をしてるからなんですよ。

 

義昭と協力して医療施設を建てるなんて、

彼女はいつからそんなに偉くなったのでしょうか。

帰蝶様のような有力武将の娘でもないのに・・・

 

余談ですが、私は最近「信長の野望」で、

女性の新武将(オリキャラ)を使わなくなりました。

 

何故かというと、娘からこんな意見をもらったからなんです。

 

「女武将見てると、現代の女性政治家某氏みたいで嫌なの。

それにゲームの中で浮いてない?」

 

確かに、ほぼ9割以上が男性武将という「信長の野望」の中で、

紅一点の女性武将がいると目立ちます。

 

使い方によっては悪目立ちしてしまって、

ゲームの世界観がどうしようもなくなるんですよ。

 

私は【麒麟がくる】の駒さんもこれと同じだと思いました。

 

主人公の光秀に淡い憧れを寄せる女の子のままだったら、

視聴者から総スカンを食らうということもなかったでしょうが、

駒さんは行く先々で歴史上の有名人に会っています。

 

 

光秀と秀吉くらいならまだしも、

これだけ頻繁に有名人に出くわすと、ただの庶民には思えませんよね。

 

薬で儲けたお金もけっこう持っていて、

どういうわけか有名人から愛されまくっています。

 

dic.pixiv.net

 

メアリー・スーとは、

物語をぶち壊す痛いキャラの代名詞です。

 

私の見たところ、駒さんは完全にメアリー・スーなんですが、

どうも脚本家の池端さんは、

オリキャラを活躍させる話がお好きなようです。

 

1991年の大河ドラマ太平記」も池端さんの作品ですが、

そちらにも旅芸人の花夜叉とその弟子の藤夜叉が登場しています。

 

彼女たちを【麒麟がくる】になぞらえると、

花夜叉が伊呂波太夫で藤夜叉が駒さんになりますね。

 

個人的には義昭と駒さんがくっついてほしくない!

 

藤夜叉は足利幕府初代将軍・尊氏の側室となって、

彼の庶長子を生んだ女性なんですが、

麒麟がくる】の駒さんも義昭とくっつきそうです。

 

でも、駒さんの年齢は30代半ばから40代前後らしいので、

義昭とくっつくメリットはないと思うんですよ。

 

将軍にとって一番重要なのは世継ぎを残すことなので、

高齢の駒さんを手許に置くより、

若くて子供を確実に生める女性を選んだほうが、

足利家の今後にとって大事じゃないですか。

 

池端さんは自分が愛するオリキャラと、

足利義昭をなんとかくっつけたいのでしょうが、

私は全力で反対させていただきます。

 

出自もわからないただの薬売りが玉の輿に乗って、

光秀の心情や織田家の話がほとんど描かれないなど、

本末転倒もいいところです。

 

織田家の有力家臣でカットされた人がたくさんいます)

 

私は歴オタなので、武将のことを多少知っているんですが、

駒さんのどうでもいい恋バナに時間を割くなら、

墨俣一夜城で活躍した蜂須賀正勝や、

稲葉山城を少数の手勢で乗っ取った竹中重治のことを語ってほしかったです。

 

健気で可愛くて、戦国のナイチンゲールに相応しい女性なら、

私も駒さんを全力で応援しますが、

彼女からはそういったオーラがほとんど感じられないので、

最近では「不要論」に激しく同意しています。

 

光秀を医者にすればいいのに

 

光秀の前半生はほとんどわからないので、

どうしても創作部分が増えるのは仕方ないんですが、

最近の研究では医者だったということが判明しているので、

いっそ光秀と薬を絡めればよかったと思います。

 

そして国そのものが病んでいると気づいた光秀が、

元凶である信長を倒すために「本能寺の変」を起こすという流れなら、

視聴者にも共感できる話になったはずです。

 

また朝廷の話は悪くないんですが、

そういうネタは私のような歴史好きでないと興味を持たないので、

よほど魅力的な脚本か、圧倒的な演者の力量がないと、

受け入れられることは難しいでしょう。

 

多くの視聴者が興味を持っているのは、

戦国時代の朝廷の事情ではなく、

明智光秀はいかにして本能寺の変を起こしたか」であり、

それにまつわる戦国武将たちの動きですからね。

 

まとめ

 

もはや【麒麟がくる】ではなく【駒がくる】といった感じのドラマですが、

本当にそうだったのではないかと思う時があります。

 

実は過去にオリキャラが主人公だったという作品があるんですよ。

 

  • 三姉妹(1967年放送)
  • 獅子の時代(1980年放送)
  • 山河燃ゆ(1984年放送)
  • いのち(1986年放送)
  • 花の乱(1994年放送)

 

過去にこういった作品が存在しているので、

当初の企画では「庶民の女性目線で見た戦国時代」というコンセプトで、

駒さんが主人公に据えられたのでしょう。

 

しかし、それでは視聴率が爆死する可能性があるので、

主人公が光秀に変えられたんだと思います。

 

また合戦シーンが少ないとお嘆きの方がいらっしゃいますが、

コロナ禍の影響で撮影が難しいのと、

このドラマ自体が合戦重視の作品ではないので、

あまり期待しないほうがいいですよ。

 

精神衛生上、よろしくないことになりますので。

 

来週は久々の帰蝶様が登場しますが、

義昭と駒さんがラブラブモードになりそうな雰囲気なので、

私は落ち着いて見れるかわかりません。

 

でも、滝藤賢一さんは日テレの極主夫道にも出ているので、

もし義昭と駒さんがくっついたら、

そっちで憂さ晴らしすることにします。

 

あわせて読みたい

 

note-annon.hatenablog.jp

 

note-annon.hatenablog.jp

 

note-annon.hatenablog.jp