妙香の感想ダイアリー

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【悲報】さらば麒麟がくる、私は30話で視聴離脱しました

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第1話からずっと見てきた【麒麟がくる】ですが、

11月1日放送の30話で視聴離脱することにいたしました。

 

原因は駒です。

 

門脇麦さんのことは別に嫌いではないんですが、

駒の暴走があまりにも酷いので、

ついに見る気がゼロになってしまったんですよ。

 

もう以前のように「駒さん」とは呼んであげません。

 

www.nhk.or.jp

 

激辛の記事なので、

麒麟がくるがお好きな方や、駒を応援している方は、

ブラウザバックでお帰り下さい。

 

 

 

【あらすじ】メアリースー駒が将軍と仲を深めた

 

本能寺の変を起こした明智光秀(長谷川)を通して描かれる戦国絵巻。

 

史料がほとんど残っていない20代の青年期も描き、

斎藤道三や織田信長に仕え、

最後は本能寺の変で謀反を果たす光秀の前半生に光を当て、

足利義昭、今川義元、細川藤孝、松永久秀ら、

くせ者たちの群像劇が描かれる。  

 

第30話のあらすじは「朝倉義景を討て」。

孤独な立場の義昭(滝藤賢一)は、

駒(門脇麦)を話し相手として頼りにしていた。

2人は弱きものを救う悲田院づくりの夢を通して仲を深める。

 

一方、信長(染谷将太)に呼び出され、

美濃に向かった光秀(長谷川)は、

ついに信長が越前の朝倉攻めを決めたことを知る。

 

しかし信長は、

朝倉相手に織田軍だけでは勝てないと冷静に考えていた。

 

光秀は、帝(みかど)に、

戦の是非を認めてもらえれば大義名分が立ち、

ほかの大名もおのずと集まると助言する。

それは大きな賭けであり、信長はすぐさま上洛し、

帝・正親町天皇(坂東玉三郎)に拝謁するが・・・

 

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b4ef2db7d8a26b0b5c33b3008a103220b0fb616

 

駒って、確か光秀が好きで、

明智家の家紋が入った扇を光秀の母親から貰いましたよね。

 

この当時は現代と違って「不倫は悪」と叩かれないんですから、

光秀一筋でもいいのに・・・とガッカリしました。

 

【感想】戦国大河としてはワーストの出来

 

【麒麟がくる】は2017年以来の戦国大河で、

人気の高い明智光秀が主人公なので、

開始当初は誰もが「面白い大河になる!」と期待していました。

 

アンチ織田で信長周りの武将が好きじゃない私も、

光秀が本能寺の変にいたるまでの軌跡が丁寧に描かれると予想し、

毎週日曜の夜8時を楽しみにしていたものです。

 

昭和40年に大ヒットした「太閤記」を知る主人も、

「明智が主人公なら間違いないよ」と太鼓判を押していました。

 

駒の活躍は「太閤立志伝Ⅴ」を参考にした?

 

ところが、最近の【麒麟がくる】は、

コーエーの「太閤立志伝Ⅴ」をドラマ化したような内容になっています。

 

実は「太閤立志伝Ⅴ」には医者プレイという遊び方があって、

主人公(女性でも可)が丸薬を作ってお金儲けするんですが、

駒はまさにそれなんですよ。

 

www.lemono.jp

 

「太閤立志伝Ⅴ」では町民と武士の間の垣根というのがほとんどなく、

ただの薬売りが普通に有力大名に会うことができます。

 

ゲームは基本「なんでもあり」の世界なので、

薬売りが有力大名に会っても何の違和感もありませんが、

【麒麟がくる】は長年の伝統を誇る大河ドラマなんですから、

あり得ないチートプレイを見せつけちゃダメですよ。

 

ちなみに「信長の野望」では、

官位を持たない武将が帝や公家に謁見することもできます。

 

でも、ゲームはゲーム。

ドラマはドラマじゃないですか。

 

戦国の史実をしっかり押さえつつ、

そこに人間ドラマを上手に絡めるのがプロのお仕事ですよね。

 

問題点1:光秀に主役としての存在感がない

 

うちの主人は最初の3話くらいまでは見ていましたが、

ある日急に「一軒家のほうがいいや」と言い出しました。

 

私が「なんで?」と聞くと、

光秀の存在感が希薄で主人公としての華がないからというのです。

 

いにしえの大河を知る世代は手厳しいですね。

でも、実は私も同感でした。

 

長谷川博己さんのファンには申し訳ないんですが、

光秀にこれといったポリシーがないですし、

愛妻家としてのエピソードもほとんどカットされているので、

主人公としての魅力が少ないと思いました。

 

池端さんが主役として書きたかったのは駒で、

光秀は狂言回しにしか過ぎない人なので、

無色透明のキリンレモンにするしかなかったんでしょうね。

 

そんな光秀も序盤の頃は鉄砲オタクで堺まで出かけたり、

主君・道三に対する不満を松永久秀に打ち明けたりなど、

クスっと笑える場面がありました。

 

余談ですが、主人公がほとんど活躍しないドラマでは、

1966年に放送された【ウルトラQ】が有名です。

 

ja.wikipedia.org

 

しかし【ウルトラQ】は歴史モノではなく、

毎回起きる怖い事件にハラハラドキドキさせられたので、

主人公が無色透明でも違和感がありませんでした。

 

大河は主人公が1本の太い流れにならないとダメなので、

光秀の人となりをしっかり描かないと、つまらなくなるのは当たり前ですね。

 

問題点2:衣装の色と女性の立膝

 

【麒麟がくる】ではいろいろと新しい試みにチャレンジして、

カラフルな衣装や高貴な女性の立膝が採用されましたが、

いずれも視聴者には不評でした。

 

それもそのはず、過去の大河ドラマではそういったことがなかったですし、

「資料を元に忠実に再現しました」なんて言われても、

ドラマの中でしっくりしてなければ意味がないんですよ。

 

これって、お料理にたとえると、

食材よりも器にこだわるパターンですね。

 

制作側の意気込みは理解できますが、

視聴者が求めているのはそういうことではなく、

ドラマとして純粋に楽しめる要素や安心感なので、

その辺のズレも残念だと思いました。

 

問題点3:端折られた人物と歴史事件

 

徹底的に丁寧にやれとは言いませんが、

少なくとも歴史事件に関わる人の心情の変化や、

一部キャラの喋り方については一考してほしかったですね。

 

またカットされた人物と歴史イベントがあります。

 

カットされた人物

 

 ・林通勝(織田家家老)

 ・安藤守就(美濃の有力武将)

 ・竹中半兵衛(半兵衛・美濃の有力武将)

 ・斎藤龍興(高政の子・帰蝶の実の甥)

 

 

カットされた歴史イベント

 

 ・家康と母・お大の方の再会

 ・光秀の愛妻家エピソード

 ・秀吉の墨俣一夜城

 ・竹中半兵衛が稲葉山城を乗っ取る

 

 

光秀と織田家周りの歴史を語るうえで、

これらの人々と出来事は欠かせないと思うんですよ。

 

とくに秀吉はライバルとして光秀としのぎを削った仲ですし、

本能寺のあとの山崎の戦いでぶつかる人なので、

オリキャラの出番を潔く削って、

準主役くらいに引き上げてほしかったです。

 

問題点4:とにかく展開が遅い

 

オリキャラが多いせいなのか、

幕府周辺のことを掘り下げるせいなのか、

展開がカメの歩みなのが不満です。

 

そもそも面白かった美濃編に17話を使いましたし、

光秀がニートだった越前編でも10話を使いました。

 

【麒麟がくる】は全44話しかないんですから、

話数配分を適切にしなかったのは明らかに失敗です。

 

美濃編を10話、越前編を5話、

新将軍擁立を2~3話くらいにしておけば、

残り26~27話で織田家での光秀の活躍を書けたはずです。

 

1570年代から本能寺のある1582年までは、

歴史上の有名な事件がどんどん勃発する時期なんですが、

ナレーションとか5分表示で済まされそうな気がします。

 

それもこれも「オリキャラ3人組」と、

そのセンターを担当する駒のせいで、

名作になるはずが駄作大河になってしまいました。

 

おそらく数ある戦国モノの中ではワーストになると思います。

 

 

駒が将軍とくっつく意味がわからない

 

滝藤賢一さんは超一級のバイプレイヤーなんですが、

彼が演じた様々な人物の中で、

足利義昭はもっともピュアで可愛らしいと思いました。

 

信長といい、今までの武将のイメージを覆そうとする、

制作側のチャレンジ精神はなかなかのものです。

 

しかし、義昭と駒の恋はいただけません。

 

義昭は跡目争いを避けるために幼い頃からお寺に居たので、

女性との接点はまったくありませんでした。

 

そのため初めて町中で出会った駒が「初恋の人」になり、

夢中になってしまうのは無理からぬことです。

 

とはいえ、国を治める将軍が私事を優先するのは言語道断です。

 

年増でさほど美人じゃない駒に盲目になった挙句、

大事な政務を摂津晴門に丸投げするなんて最低じゃないですか。

 

義昭も義昭ですが、

丸薬で商人に成り上がった駒はいちだんと生意気な女になって、

以前みたいに共感できなくなってしまいました。

 

駒は光秀に恋していた頃、

「身分差があるから嫁ぐことができない」と光秀の母に言っていたのに、

今やセレブになったので、将軍とくっつくことができたのでしょうか。

 

脚本に整合性がないので、

「ちょっと何言ってるのかわかんない」ですね。

 

またビジュアル的にも、

義昭と駒は目の保養になるカップルではありません。

 

ハッキリ言って絵にならないんですよ。

 

義昭が松坂桃李さんで駒が石原さとみさんだったら、

気持ち悪いということはなかったと思います。

 

まとめ

 

【麒麟がくる】は魅力的な作品なので、

熱烈な支持をする方もいらっしゃいますし、

駒が大好きで応援する人もいます。

 

ついムキになって「あれがダメこれがダメ」と言いましたが、

それは戦国大河として期待していたからに他なりませんし、

もっと多くの視聴者に愛される作品になってほしかったからなんですよ。

 

道三や土岐頼芸がいた頃は、

毎週見るのが楽しみで、登場人物の名言も探していたのですが、

この頃はそういうこともなくなりました。

 

駒の一件を抜きにして、

客観的な目で【麒麟がくる】を考察しても、

最近の物語の質は明らかに低下していると思います。

 

感想記事を楽しみにしてる方もいるので、

視聴離脱についてはけっこう悩みましたが、

続けて見ていると批判記事を量産することになりそうなので、

ここでリタイヤを決意した次第です。

 

私は以前、好みに合わないドラマの感想を書き続けて、

体調を崩したこともありましたから。

 

そのため、2020年の大河の記事はこれを最後にします。

 

楽しみにしていたみなさんには、

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

【麒麟がくる】の代替記事については考え中ですが、

決まったら必ずお知らせしますので、それまでお待ちください。

 

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